とあるグリフォンの物語(後編)

(6/n)
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☆☆☆妄想垂れ流し注意☆☆☆

 

この小説はRO妄想の産物です。

大変痛い小説です。

あと、今回のは長文すぎて重いって言われました。

 

ひまの人たちの名前が何人か出てきますが、

勝手に妄想しているセリフなので、本人がそんなセリフいったというわけではありません。

 

なおこの小説は「とあるグリフォンの物語(前編)」の続きです。

必ず先にそちらをお読みください。

 

では、以上の「痛い・重たい・非現実」を留意できる方のみお読みください。

 

 

 

「はるるさま!ただいま!」

「おかえり!エリーゼ!」

 

数年ぶりに現れたグリフォンのエリーゼは大きく成長し、また気品もあふれ大変美しく、神々しく威厳に満ちていた。

「エリーゼ!会いたかったよ!」

「私もです!はるるさま!」

 

はるるは大きくなったエリーゼの首に手を回し抱きしめる。

「もう、包んであげられなくなったけど、相変わらずモフモフ・・」

「はるるさまに抱きしめられると、ほっとするですー・・・」

「もう、絶対に話さないからね。ずっと一緒だからね。」

「はいです。もちろんです。」

 

こうしてはるるとエリーゼは再会した。

ちょうど、このころ、年老いたペコペコのチオンはもうはるるを背に乗せられなくなっていた。

「こんどは私が、はるる様もチオンも乗せて翔るです!」

「グワッ!」

(いや、私はもう歳だし激しいのは!)

「昔、チオンにはたくさんお世話になりました!遠慮せずに任せるです!」

「グワ!グワッ!」

(だから、空は!ちょっと!!やめてー!)

「相変わらず、二人は仲良しだなぁ~・・」

「グワーッ!」

(やめろー!)

 

そして、一人と二匹は仲良く暮らしたという。

 

世界に激震は走った、大きな異変が起きるまでは・・。

 

——————————————————————–

エリーゼと再会して数年がたった。

二人の堅剛な強さはギルドでも頼もしいと評判で、

旅に出れば最堅、負け知らずだった。

ギルドのメンバーが移ろい変わっても、二人だけは常に一緒だった。

二人の仲は何年たっても変わらなかった。

 

ある時、モンクから騎士にジョブチェンジして竜騎士にまでなったミツが2頭のぺロスを同時に飼いはじめた。

二頭のぺロスの間でいざこざが少しあったが、エリーゼが間を取り持ったりして特に問題はなくなったかのように思われた。

しかし、ひま親衛隊のギルドの騎乗生物や召喚生物が最近、エリーゼのところに集まってるのを目撃されるようになる。

ギルドメンバーたちは少し不思議に思ったが、エリーゼはギルド内ではすでに古参になっていたので、

きっと、ぺロスの間を取り持った手腕を買われて、いろいろなモノ達の相談に乗っているのだと思うことにした。

事実、彼らはお茶を飲んだりしながらまったりしているだけのようだったのだから。

 

 

しかし、ある日、ギルドに衝撃のニュースがもたらされる。

「・・・大変だ!」

「どういうこと、みっちゃん?」

「どうしたのです、みつさま」

はるるとエリーゼは今日も仲良しである。

 

「うん、でも、ちょっと難しいかな?」

「「?」」

 

「はる。はるがもっとすごく強くなることが判明した。火力として。」

「おおお!火力になれるの!?なりたい!!難しいの?できるかな?」

「いや、難しくない。はるならできるとおもう。」

「ええ!じゃあやる!やりたい!もっと強くなりたい!!」

「はるる様がこれ以上強くなるなんて!すごいです!」

「エリーゼちゃん!わたし、さらい強くなるよ!」

「はいです!」

 

「けど、それには・・」

「「それには・・?」」

「騎乗生物と別れる必要があるんだ。つまり、エリーゼと、チオンとも・・。」

「「そんな・・・!!」」

「グアー・・」

(ご主人とわかれる・・)

 

「無理。やらない。」

「だよねー。」

「はるるさま・・。」

「グアーッ」

(ほっ)

 

「だめです、はるるさま!」

「エリーゼちゃん!?」

「はるる様はまだまだ強くならねばならないのです。」

「え、でも、お別れしなきゃいけないんだよ?やっと、やっと再開して一緒に暮らせるようになったのに!」

「いえ、だめです!はるるさま・・っ!」

エリーゼの目から涙が零れ落ちた。

「はるる様はこれからまだまだ・・・グスッ、たくさんの人々を救っていかなきゃ・・グスッ、いけないんだからっグスッ、ずっとずっと強い敵が・・・現れた時のために・・っ、も・・グスッ」

「エリーゼ!大丈夫だよ!エリーゼに乗ったままでも、もっとずっと強くなるよ!」

「いえ・・っ!いいえっ!だめなのです・・・!エリーゼは・・はるる様と一緒に・・!いれな・・・グスンッ。」

「もう!エリーゼ!どうしたの!急に泣き出して!再会した時に言ったでしょ!『もうずっと一緒だ』って。大丈夫だから!ぜったいわかれたりしないから!泣かないでよ!」

「はるる様!はるる‥様ぁ!ゴメンなさい・・・!!」

「エリーゼ・・・!?ごめんなさいって・・どういうこと?」

「私・・・っ、私・・っ」

エリーゼの呼吸か荒くなり、涙が滝のように流れ落ちる。

どういうことだろうか?エリーゼに何があったのだろうか?

「本当は・・・、ギリギリまで話さないつもりでした・・っ、ひっく・・は、話すと、話すと・・最後の楽しい時間が・・無くなりそうでっ」

「「最後の楽しい時間!?」」

「ゴメンなさい・・・!!」

「エリーゼちゃん!どういうことなの!?」

「わたし、私はっ、グリフォンの、女王に・・・!なるのです!!」

 

「「「!!!!!」」」

 

「エリーゼちゃん・・・!」

はるるの目からも、涙がこぼれ始める。

 

「はるるさまぁ・・。ごめんなさい・・、ごめんなさい・・!」

「エリーゼちゃん・・。それは、どうしようもないことなの?」

「はい・・。私に決まってしまったのです、グリフォン王家に伝わる方法で選ばれてしまえば、その任を終えるまでは。ど、どうしようもできないです。」

「任が終わるまではどのくらいかかるの?」

「せ・・千年です。・・・ぐすんっ」

「そ・・そんな・・・。」

 

1年や2年じゃないことはわかっていた。けど、千年は人間の生きられる寿命を遠に超えている。

 

「エリーゼちゃん・・・。わたし・・まだまだ頑張るよ!」

「はるるさま・・?」

「頑張る!頑張る!すっごく強くなる!それでっ、それで、グリフォンの女王に見合うようになる!だから・・、待って・・て・・!」

「は、はるるさま・・・!むり、しないでっ、強くなるのも大事だけど幸せにいきてっ!グリフォンの女王になれば世界を改変できるような力を手にし、世界全体を守護する存在になる!人の身でそれに見合うようになって無理だよぅ!」

「む・・無理じゃないよ!できるもん!だから!おめでとう!エリーゼ、立派な女王になって!」

「はるるさま・・。」

「わたし、必ず・・!また、なるんだから・・・!エリーゼに見合うように・・・!!」

二人はお互いに見つめあい、相手がなかなか大変くしゃくしゃした顔になっていると気づき、こんな時なのに少し笑みがこぼれた。

「約束しよう、エリーゼ。」

「約束・・・?」

 

「私とエリーゼは一度別れたけど、また再び会えた。私たちはお互いの絆を信じ続けられたから。今度の別れはそれよりもさらに大きな壁があるけど、でも私はまたあなたに再び出会う。私とあなたの絆は絶対に切れたりはしないと、信じるから。だから、エリーゼも信じて、私と、私との絆を。」

「私とはるる様の絆を信じる・・。」

「信じてくれる?」

「・・・はい!」

「グワッ!グワワッ!」

(私も!グリ公との絆を忘れないよ!)

「ふふふ、チオンのことも信じてるです。そうですね。必ず、また、会いましょう!」

 

こうして、一人と二匹は再開を誓い合い、残りの時間を楽しんだという。

 

—————————————————————-

時は流れて千年・・・・

 

「はるる」と呼ばれた聖騎士は、世界中に名を轟かし、

その凄まじき槍の衝撃は天にも届くほどだったという伝説が残っている。

 

そして、彼女のお供だったペコペコは、

グリフォンの女王が即位した際に天に上り、

末永く女王の相談役として勤めたという。

 

即位から千年・・

グリフォンの女王はその役目を終える。

彼女が慈しみ守った世界は、多少の波乱はありつつも美しい世界を保った。

彼女が愛したモノたちが生き、守った世界でもあったからだ。

 

今日この日は、新たな女王が即位する日だ。

彼女から娘へ力が渡される。

娘は立派に育った。きっと、この大きな力も、体も、受け入れられるだろう。

長年連れ添ったチオンは、か弱いペコペコなのに天界で千年も生きて魂がほころび始めていた。

だから、最後の力で魂を一度浄化し、卵に戻した。これで、この卵を返せば転生するはず。

何も不安はない。すべての力が娘に引き渡され、私は再び普通のグリフォンに戻る。

 

思い残すのは、再開できなかったあの人のこと。

千年かけてチオンと一緒にいっぱい考えて頑張ってみたけど、世界の理は変えられなかった。

もう一度、あの人と会いたかった・・。

 

再開したかった・・・。

 

 

 

 

 

チリンッチリンッ

 

 

 

 

どうしてたろう?懐かしい呼び鈴の音が聞こえる。

 

チリンチリンッ

 

幻聴ではないようだ。確かに聞こえる。

 

呼び出される感覚・・・、懐かしい大好きなあの人の元へ再び行けるのならば、身を任せよう・・・、この鈴の音に!

 

 

チリンッ

 

今一度・・・・!!

 

 

 

「はるる様・・・・!!!!」

 

そこはプロンテラ南の高台になっている場所だった。

「グリフォン!?でっか!!」

 

「はるる・・・さま・・?」

そこにいたのは、はるると同じ匂いのする、はるるによく似た人間だった。

 

「はるる?それは私のご先祖の聖騎士様のお名前よ!私の名前はハルトリア!ねぇ?あなたの名前は?」

似て非なる人物・・、はるるの祖先・・・。だけど、彼女は感じた。あの人の香りを、魂の匂いを!

 

「私の名前はエリーゼ。それで、この卵の中にいるのはチオン。」

「エリーゼとチオン?わぁ!伝説のご先祖様の使いと同じね!でも、残念。私、ただの剣士なの。」

「大丈夫よ、今度は私が助けてあげるから。だから、ハルトリア!私とお友達になってくれる?」

「グリフォンのお友達なんて嬉しい!」

ハルトリアは喜んでエリーゼを抱きしめた。

「うわぁ・・。あなたってモフモフで気持ちいい・・・。なんだかとっても落ち着くわ。」

「それは、私もそうだから。一緒ね。あ。あらっ?」

『!!、!!』

ペコペコの卵が震え始めた。

 

パカッ

「ピーッ」

(私もまぜてっ)

 

生まれたピッキが、生まれた直後から走り回り、助走をつけてエリーゼの背に乗る。

「ピピッ!ピーッ!ピピッピッ!」

(やっと外に出られた!さぁ、いくぞご主人!グリ公!)

「どこへ行くの?」

「ピピッ!」

(私とご主人がペコペコとクルセイダーになる冒険の旅だ!)

「ハルトリアをクルセイダーにするたびに出るって。」

「な、なれるかなぁ、クルセイダー・・?」

「なれるわ!いつかあなたがロイヤルガードになるその日まで、私が付いていてあげる。」

「ほんと?」

「ええ、本当よ。もう、絶対に離れないからね!」

「うん!私も離れない!」

「ピピィ!」

(私もご主人とグリ公とずっと一緒!)

 

「さぁ、冒険の旅へ」

 

 

 

——————-END——————–

 

 

<あとがき>

 

ここまでの長文を最後まで読んでくださった方ありがとうございました。

 

ちなみに、

チオンという名前はズワイガニの学名から、

エリーゼという名前はタラバガニの学名からとりました。

 

だって、春様カニ好きですもんね。間違ってないはず。

 

途中でほかに名前が出てくるのがミツさんとよすくさんだけですが、

古い時代のことで、よくわからないので、適当に想像しつつ書きました。

 

あとは、最後、はるるさんが天に昇ってしまいますが、

まだ、キャラクターはご存命とのこと。

その辺は設定上のお察しでお願いします。

 

ほかにも、ミツペロの2とちょっと設定あわない部分がありますが、

とりあえず、細かいことは気にしないでください。

 

では、長文垂れ流してすみませんでした。ノシ

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6件のコメント

よすく:

連載を重ねるごとに初期設定からずれていって
1巻とつじつまが合わないなんてことはよくあること

投稿日:2017-05-07(11:31)
りこ:

つじつまが合わないとわかっていても、こっちの設定のほうがいいなって思うとそっちに変えて書きたくなるんです。前の話はあとから訂正すればいいやって考え。
文章書いてストレス発散している人にはありがちだと思う。気持ちいいほうに流れて自慰してるだけだから。

投稿日:2017-05-09(20:34)
みつ:

良い話だった
ハルトリアでうるっときた

投稿日:2017-05-11(18:03)
C:

ちょい出会いからの不安にさせて涙腺ドバー
エリーゼはいつまでもモフモフなんですね
チオンちゃんとも仲良くやってて良かった

りこ先生の次回作楽しみにしてます

投稿日:2017-05-14(08:19)
りこ:

みつさん
最終的にはハルさんがまた騎乗に戻ったので、物語でも戻してみました。前編のミツさんのカッコイイボイスが自分のお勧めポイントです。

Cさん
自分で読んでてもうるっとこないので、そういってもらえると嬉しいデス。もっとドバーできるような文章書けるようになりたいなぁ~。

投稿日:2017-05-14(23:01)
はるる:

グリフォン飼いたい!

投稿日:2017-05-17(07:30)

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